今日からしばらく
脳性麻痺のタイプ別
大きな、ざっくりした特徴
私の診察方法について
お話しします。
脳性麻痺は、
筋緊張異常
が大きな特徴でした。
筋緊張が高い
筋緊張が低い
筋緊張の変動が激しい
この3種類です。
痙直型:筋緊張が高い
失調型:筋緊張が低い
不随意運動型:筋緊張の変動が激しい
弛緩型:筋緊張が低い
以上です(^^)/~~~
もう少しだけ
これらのタイプは、
実際には混合していることも多く、
特に不随意運動型は、
痙直をさまざまな程度に持っていることが多いです。
私が初診時に
このタイプを診断するとき
まずは膝や股関節、足関節を
他動的(つまり私が)動かしてみます。
例えば足関節が、
他動的に 背屈(上に曲がること)しにくい場合、
関節自体が硬いのか
つまり 関節を作っている骨や、関節の袋、
周りの靭帯の問題なのか?
関節の運動をつかさどる 筋肉の問題なのか?
筋肉だとしたら、それは筋肉の長さによるのか?
筋肉の緊張によるのか?
この筋肉の緊張による硬さの場合
その原因は、神経です。
つまり、関節の硬さの原因は
骨
関節
筋肉
神経
これだけあるんですね。
これを見分けなくてはいけません。
そんなに簡単なことではなくて
嫌がられて、患者さんの力が入ってしまうと
見分けるのは至難の業!
手ごたえであったり(spasticな抵抗か?)
患者さんが寝ているときにどうか?で見分けたり
(純粋に、脳の異常からくる痙性のみの場合、
寝ているときは硬くないはず)
総合して考えます。
ひとことで、「足が硬い」と言っても
色々あるんですね。
あしくび触ってみてくださいね!