背中のそりかえり:後弓反張について

後弓反張、という言葉をご存知でしょうか?

頭の先から足の先まで、弓のように反らせ、
両腕もまっすぐに伸ばした姿勢で
突っ張っている赤ちゃんを
見たことがありますか?

(検索検索!!)

これは、痙直型四肢麻痺
或いは不随意運動型の脳性麻痺患者さんに
ときに見られる姿勢です。

とにかく体中に力が入って

赤ちゃん自身も苦しそう…

こんなとき、どうしたらいいでしょう??

私なら、
まずゆったりした気分で
赤ちゃんに声を掛けます

しっかりあおむけの姿勢を取らせ、

股関節と膝をゆっくりと曲げていくんです

(このとき、からだが横を向いていると
関節に無理がかかるので要注意です)

そして首の後ろに手を入れて、
首の反りを防ぎながら

抱き上げます。

背中を丸くしてあげると

突っ張って 弓のようになっていた体の緊張が
一気に落ちます。

ここで大切なことは

1. 赤ちゃんの心の緊張を緩めること
2. 関節・脊柱を曲げ、丸めること
3. とにかくゆったり行うこと

この3点です。

心の緊張は、からだの緊張につながります。

後弓反張の姿勢になるきっかけは

心の緊張であることが多いんです。

それは痛みであったり、

音や声に対する反応であったり、

不安や人見知りであったり、

ときに嬉しいことも、引き金になったりします。

だから驚かせてはいけないし、
不安を取ってあげることが大切。

これ、難しいですが…

次の関節や脊柱をまげる、ですが、

後弓反張は、全身が伸展してしまっている姿勢です。

これをよく、”伸展パターン”なんていうこともあります。

伸展パターンを崩すには、

どこかの関節を曲げること!

すべての関節が伸展しているときに、

一か所の関節を曲げると

不思議なことに

一気にこの伸展パターンが崩れ、

他の関節も曲げやすくなるんです。

股関節を曲げることで、

骨盤の前傾も軽減し、

それが脊柱の伸展も緩めることになり

抱きやすくなっていきます。

このとき、股関節に感じる

最初は強いけれど、曲がり始めると緩む抵抗、

これが”ジャックナイフ”様抵抗です。

後弓反張の姿勢の時、

ものすごい力で突っ張っているので

関節を曲げるのに
ときにかなりの力が必要なことがあります。

でも力比べになってしまうと
却って緊張が高まることも。

からだをさすったり、
「だっこしようね~」と
優しい声を掛けたり(^.^)、

ゆっくり優しく、
触ってあげてくださいね。

お母さんの肩に うつ伏せにもたれさせ、
そこから股関節を曲げていく方法もありますが

くれぐれも 赤ちゃんを落とさないように!!

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