股関節脱臼の診断

こんにちは!
 
股関節脱臼について
もう皆さん かなり詳しくなりましたね!
赤ちゃんをみたら、きっと
姿勢が気になってしまいます(;^ω^)
 
 
今日は診断についてお話しします。
 
股関節が心配で、受診されると
私はまず、あおむけの姿勢を観察します。
 
向き癖強くないかな?
(これを確かめるために、頭の形を触ってチェック!
むき癖の強い方の後頭部は、平らになっているんです!)
 
斜頸はないかな?
(これがある場合、向き癖を取ることが難しいので
斜頸への配慮も必要です。)
 
 
足は両方よく動かしているかな?
 
 
次に開排制限をチェック
 
Allis signといって、
両膝を立ち膝のようにして
膝がしらの高さを左右で比べます。
 
これで左右差がある場合
低い方の足が短いか、
低い方の股関節がずれている
つまり脱臼あるいは亜脱臼(はずれかけ)
している可能性があります。
 
次に股関節の不安定性を触診します。
これは皆さんはやめてくださいね!
頻回に行ったり やり方が悪いと
股関節を悪くしてしまうことがあるんです(*_*)
 
 
そして次に運動発達がどれくらい進んでいるかをチェック
 
うつ伏せにして、頭はどれくらいあがるかな?
 
月齢相当の発達(運動・精神)が進んでいるかな?
 
下肢腱反射もチェック
 
ATNRは出ていないかな?
 
異常な筋緊張はないかな?
 
これらは、股関節の異常を引き起こす原因として
ベースの疾患がないかを確認しています。
 
とういのは、
例えば脳性麻痺とか、筋疾患とか
神経や筋肉の異常があることで
股関節が外れやすくなっている場合もあり、
 
その場合、股関節だけ治療しても
よくならないので、
 
ベースの疾患に対しても、
一緒にアプローチしていかないと
いけません。
 
そうそう。
股関節脱臼の患者さんは
筋肉が柔らかい、つまり低緊張なことが多いんです
 
だから低緊張からくる他の疾患も
合併してくることがあります。
 
おなかの中の肢位が悪かったこと
股関節脱臼の原因だった場合
別の変形も一緒におこしていることもあります。
 
例えば 
内反足や 外反踵足といった足の変形、
立つようになると
扁平足など…
 
脱線しました(^-^;
 
 
 
さて これだけ診察室で観察した後、
 
最後に
月齢によっては超音波エコーで検査
或いはレントゲン撮影をします。
 
「なんだ、最初っからレントゲン撮ればいいじゃん!」
って思いました?
 
でも、それだけだと
見落としてしまうことがたくさんあるんです。
 
なぜなら、レントゲンは、
その瞬間をとらえるだけです。
関節の緩さや、その子の背景の状態(ベースの疾患)などは
レントゲンではわかりません。
 
ですから
私はこれだけのことを、いつも行っています。
 
そして 患者さんにとってのベストな治療
診察頻度などを考えます。
 
 
 
次回は治療についてです。
 
ここまで読まれた皆さんは
もうすっかり股関節博士ですね!
 
今日もお疲れ様でした~(*’▽’)
 
 

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