こどものSOS、キャッチしていますか!

地域のクリニックでリハビリしている、4歳のAくん。
つかまりだち、伝い歩きまで上手にできますが
両足つま先立ちになってしまうので、
当院へはちょっと遠いけど、
短下肢装具作製希望で来院されています。

先日 装具の仮合わせにみえたとき、
お母さまからご相談がありました。

「2日前にリハビリで、足首のストレッチをしたときに
すごく痛そうで、震えていたんです。
でもそのままストレッチは続けられて…
家に帰ってから、立てなくなってしまいました」(/_;)

際立った腫れや内出血はないのですが、
距骨下関節あたりに少し熱を持っていて
アキレス腱の踵の付着部を触ると、痛そうに逃げます。

きっとアキレス腱を痛めたのでしょう。

レントゲン、エコーでは、はっきりした異常所見はなかったので
微細な筋繊維の損傷だったのでしょう。
しばらくはストレッチを中止して
経過観察としました。

つまさき立ちになる子どもたちのリハビリで、
アキレス腱(足首)のストレッチは欠かせません。
もちろん嫌がる子どもも たくさんいます。

言葉を話せない子どもたちは
痛いのか、嫌がっているだけなのか
わかりにくいかもしれません。

言葉を話せる子でさえも、
その区別がつかないことも多々あります。

でも、”震えていた” ってことは
嫌がってではないでしょう。

そのちょっとした違いを、ちゃんと受け止めていないと
本当に事故につながります。

アキレス腱をリハビリ中に切ってしまうということは
以前にも遭遇しています。

ありえないことではないんです!

大切なことは、

・「アキレス腱はストレッチ(ROM訓練)で切れることがあるんだ」
という認識を持つこと
・こどものそぶりを普段からしっかり観察し、
いつもと違う表情を、ちゃんとキャッチすること

ストレッチしている足首ばかり見ていると、
これに気づくことができないんです。

今回は完全には切れていなかったから よかったですが…

もう一つ、お伝えしたいことがあります。
たとえアキレス腱が徒手的に切れてしまったとして
「かえって足首が柔らかくなって、つま先立ちが直る」
なんて
安易に思わないでください!!
本当に切れたら、力が入らなくなって
その足で体を支えられなくなります。
放置すれば、立てなくなってしまいます。

ちなみに今年の3月、母(83歳)がアキレス腱を切りました。
近所のお寿司屋さんの出口で、足をつまずき 
捻挫かな?と思ったら
足がプラプラに…
歩けなくなってしまいました。
それだけで、本当にぷっつり切れてしまったのです。
おかげで完治まで4カ月かかりました。
そんなこともあるんですね。

耳の痛いお話で ごめんなさい!

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