前回、斜頸についてお話ししました。
では、先天性筋性斜頸であった場合、
どんなふうに治療するのでしょう??
まずは
斜頸枕!
斜頸が強いと、赤ちゃんは
上を向いて寝ることがなく、
常に同じ方向ばかり向いてしまいます。
赤ちゃんの頭蓋骨は、まだ柔らかいので、
下になっている方の頭が
ぺしゃんこになってしまいます(+_+)
そうなると、その形のせいで、
ますますそちらに向いてしまう。
その悪循環を断ち切るため
タオルを折ったものや、
ドーナツ枕など
向いてしまう方の頭の下に入れて
正面を向かせるのですが、
そう簡単にはいきません。
身体ごと、向き癖と反対を向かせるように
布団を身体の下に左右の半分入れるとか。
それでもなかなか難しい・・・(+_+)
その場合、
大きなスポンジの塊を、
頭の形に削って
枕を作るんです。
これが
「斜頸枕」です!
これ、とっても有効です(^^)/
ちゃんと正面を向いてくれます。
ただし!
寝返りするようになったら
脱出してしまうので
もう使えません・・・(;^ω^)
もう一つの方法として
赤ちゃんができるだけ自分で
反対側を向こうとするように、
工夫します。
たとえば、
おかあさんなど、家族は、
向き癖の反対側に寝る!
抱っこや 授乳の向きも考える!
おもちゃであやすときも、反対側から。
そんなことをしながら
ストレッチもします。
無理なく
ゆっくり
少しずつ
首の向きを誘導します。
これはちょっと怖いかもしれませんね。
しっかり専門医の指導の下に
行いましょう!
3か月頃からは
うつ伏せにするのも効果的です。
うつぶせの時間が増えると
頭の形も改善しやすくなります。
ただし、
首がしっかり座るまでは
お母さんの目の届く時だけにしてくださいね!
次回は、斜頸の影響について
お伝えします。
今日も読んでくださって
ありがとうございます(*’▽’)