脳性麻痺の筋緊張異常

脳性麻痺の方は、少なからず筋緊張の異常があります。

筋緊張の異常には 3種類あるんです。

①筋緊張が高い(亢進)
②筋緊張が低い(低緊張)
③筋緊張が変動する 

今日は筋緊張が高い状態について説明しますね。

関節を他動的(自分じゃなくて他人が)に動かしたとき、
スムーズに動かず、抵抗を感じることがあります。

この原因は、

関節自体に問題がある場合と
関節を動かす筋肉に問題がある場合、
筋肉に命令を送っている神経に問題がある場合
大まかに言ってこの3種類に分けられます。

そのうち、最後の「神経に問題がある場合」
っていうのが、まさに脳性麻痺患者さんの場合ですね。

よく一般の方に説明するとき、
私はこんなふうに説明します。

「例えば、肘を曲げようとしたときに、
皆さんは曲げること
(つまり肘の前にある、曲げるために収縮する筋肉)
ばかり意識しているけれど、
スムーズに曲がるためには、
肘の裏側にある、伸ばす筋肉が緩まなくてはいけないですよね。
脳は、意識しなくてもちゃんと調整してくれているのです。
脳性麻痺の方は、
それが上手に調整できない。

使いたい筋肉の、反対側の筋肉の力を抜くことができないので
スムーズに動かすことができないんですね。
これを筋緊張が高い、と表現します。

正確な表現かどうかはともかく、
なんとなく、わかっていただけたでしょうか??

うまく緩めることが苦手な筋、つまり
筋緊張が高くなりやすい筋肉として

足首を底屈(つま先立ち方向)する下腿三頭筋
膝を曲げるハムストリングス
股関節を内側に引っ張る内転筋など

個人差は非常にあるものの、
ある一定の傾向があります。

これを緩めることが、
運動発達を進めるひとつのポイントになります。

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