先天性内反足

小児整形外科疾患のなかで、

生まれてすぐ、乳児期に治療が必要な、
3つの疾患

それが

① 股関節脱臼
② 先天性内反足
③ 筋性斜頸

です。

①は、もう皆さん おなかいっぱいだと思うので

今日から、やっと ②番です。

先天性内反足は、生まれてすぐに、すぐわかります。

これって内反足??

って
迷うような場合

大抵は、先天性内反足ではありません。

足が内側に向いているだけではなく

尖足を伴い、

簡単には元の形に戻りません。

病気の基本は
 
①足の変形
②軟部組織の短縮・拘縮
③成長障害

この3つからなり、

足の変形要素として

① 内反(足の裏が内側を向く)
② 内転(足の先が内側を向く)
③ 尖足(足が下を向いている)
④ 凹足(足の裏がへこんでいる)

この4つからなります。

原因は不明

頻度は約1000人に1人、と言われています。

両足のことが多いのも特徴です(約半数)。

産科の先生から、ご紹介いただくことが よくありますが、

真の先天性内反足だったのは、開業してからまだ一人だけです。

これはすぐに治療しないといけない病気です!

続きは次回に…

「障がいを持った子どもたちのために、私たちのできること」講演

10月1日

昨日は台風の中、講演を聴きに来てくださった皆さん。
本当に、ありがとうございました。
思うように話せず、お聞き苦しい点も多々あったかと思います。

暴風警報が 講演直前に発表されたにもかかわらず、
最後まで、どなたも席を立たれることなく
聴いてくださったことに
心から感謝します。

メルマガを始めて、2カ月がたちました。

応援してくださる、たくさんのお声をいただき

ここまで来ました。

「障がいを持った子どもたちのために、私たちのできること」

この演題での講演も終わり

少々放心状態です。

整形外科や、リハビリテーションにかかわる講演は

何度か していますが、

こういった、自分の考えを伝える講演は、初めてで

普段あまり深く考えず

日々の診療に追われている自分にとって

なんだか 試されているようで

不安の伴う 挑戦でした。

でも

やっぱり

挑戦してよかったな と思います。

障がいについて、

普段 特別考えたことのない自分の頭の中が

文字に表すことによって

顕在化し、

整理できたような気がします。

最初に講演依頼をもらったとき

本当に、何を話したらいいのか

さっぱり思いつきませんでした。

でも

話すと決めたとたん

あれも伝えたい
これも伝えたい

聴いてくださる方に

普段のお礼として

この言葉もプレゼントしたい!

この知識もプレゼントしたい!

どんどん湧いてきて

あっという間の45分でした。

うまく話せたら、

You tubeに挙げて

メルマガを読んでくださっている皆さんに

聴いて戴こうと思っていましたが、

(-_-;) (-_-;) (-_-;)

ビデオを見直して

表に出せるものか

考えてみます。

私のブログに 今日の感想のコメントをくださったモリさん

本当に ありがとうございます!

すごく嬉しかったです。

よろしければ、皆さんも
読んでみてください。

先天性下腿切断の健側は…

先日、定期的な診察に来てくれた患者さんの話をしたいと思います。

先天性の右下腿切断で、
右下肢は、生まれたときから膝から下がありません。

義足は他の病院で作成し、
うちでリハビリテーションをしています。

2歳前後ですが、もうすでに、義足をつけて歩くことができ、
小走りも出来ます。

こどもって すごいですね!

ボールが転がってくれば、キックする

なんと、義足の足でも、健側の足でも

どっちでも蹴れるんです!

さて問題は、この患者さんの足です。

健側の足。

よくみれば、外反扁平足がかなり強い。

レントゲンを撮ると、踵の骨が下を向くくらい強い。

これは装具治療の適応です。

義足を作っている病院では、
指摘されたことがないとのこと(・。・;??

人間は、2本の足で立ちます。

もし片方の足が、体重をしっかり支えられない場合、

良いはずの足は、たくさん頑張らなくちゃいけなくなります。

その分体重がたくさん掛かって

良いはずの足のアーチが崩れてしまっている。

よく考えれば、無理もないことですよね。

でもこの良い方の足が ひどい扁平足になって

将来 痛みが出たら・・・、

反対側は義足です。

うまく歩けなくなってしまう(/_;)

だから絶対
悪くしたくないですよね!!

明らかに悪い足(ここでは切断されている足)ばかり診ていると、

それに気が付かなくなってしまいます。

整形外科は、すべてそうだと思うのです。

全体のバランスが大切!

立っている姿勢、歩いている動き、

全体を診ないと、

その患者さんの全体を、よくすることはできません。

生意気書いて ごめんなさいm(__)m

ダウン症と肥満

今日は、ダウン症と肥満について
お話しします。

ダウン症の子どもさんは、
身長は低めで
小学校の高学年くらいから
ぽっちゃりする子が
とっても多いですね。

これについては、いろいろ説があるようです。

家庭内の食生活、とか

運動不足、とか

遺伝的素因とか。

でも、どうもそれだけではなく
ダウン症の遺伝子レベルの内分泌異常が
影響している、と

私の友達の小児科医が言っておりました。

一生懸命減量しているのに
ちっとも体重が減らない…

といった悩みを よく耳にするのは
そのためかも知れません。

でも、ダウン症児が全員肥満になるわけではありません。

すっごくスマートなダウン症の青年も
何人も
私は知っています。

さてさて、肥満になると

糖尿病や高血圧と言った、
内科的な問題が起きることはもちろん

整形外科的にも、ろくなことはありません。

30代~40代のダウン症の患者さんで
何人か、
当院にも来院されています。

膝の痛み、股関節の痛み、など
整形外科的な悩みで受診されるかたは
みな太っていらっしゃる。

肥満は 変形性膝関節症など、
老化ともいえる病態が
早くに起こってくるリスクになります。

ダウン症の場合、それ以外にも
膝蓋骨脱臼であったり
外反扁平足からくる足の痛みであったり

もともとの形態異常が関与して
さまざまな骨関節の痛みに
繋がる可能性があります。

では肥満を防ぐには どうしたらいいのでしょう??

私が思うに、

①子どものころから、運動の習慣をつける!

②楽しみ、夢中になれることを見つけておく!

③たくさん歩ける、良い足、良い膝、良い股関節を育てる!

と言ったことが、大切ではないかと。

①が大切なことは、想像に難くないと思います。

②は、いろいろ患者さんとお話ししていると、
「おやつが何よりの楽しみ!」
なーんていう子もいて、

そうなると、減量なんて 可哀そうで、できません。(/_;)

なかには、小さいときから
「この子(ダウン症児)が 不憫で…」
と言って、

美味しいものを食べさせすぎる
ご両親とか、祖父母さまとか。

これは本当に困ってしまいます。

食べさせすぎることが、
どんなにその子にとって不幸なことにつながるのか

わかってほしいです・・・ (~_~;)

そして③番!

整形外科の私にできる、
たった一つがこれなんです。

だから、
「ダウン症はこんなもの」
と言って、

扁平足の治療をしない医者がいるのは
許せない!

扁平足は、外反母趾の原因にもなり、

どちらも足の痛みや疲れやすさの原因となり

将来的な 肥満にも結び付くことを
知って欲しいです。

脳性麻痺の痙性 ストレッチについて

先日、靴医学会に出席し、
勉強してきたのですが、

そこで このメルマガを読んでくださっている
靴屋さんに、お声をかけていただきました。

その靴やさんには、
支援学校の生徒さんがよくいらっしゃるとのこと。

スタッフさん全員で、メルマガを読むことで、
お客様であるこどもたちのことを
理解するきっかけになり、
障害がある子どもさんとの
距離を縮めることに役立っていると。

嬉しいですね❗️

今、新幹線の中でメルマガを書きながら、

こんな”草の根運動”が、
自分にぴったりの
社会貢献だなって思っています(^.^)。

さて今日は、
脳性麻痺の痙性についての第2弾
ストレッチについてです。

痙直型の麻痺の場合、
関節の可動域制限が出てきます。
特に多いのが、足関節の背屈制限。
足首を上に向ける(立った姿勢で)動きです。

足首を下に蹴るのは、主に下腿三頭筋という、
アキレス腱となって踵に付着する筋肉の働きです。

それに対して、足首を上に向ける筋肉、
前脛骨筋、腓骨筋群、足指の伸筋群などの筋力が、
相対的に弱く、

下腿三頭筋の筋緊張が亢進しているため、

歩く時、つま先立ちになってしまうんです。

そういう患者さんは、
足関節の背屈がしにくくなるだけでなく、
放置しておくと、関節自体が硬くなってしまうので、
毎日のストレッチが大切です。

ストレッチにもコツがあります。

前回も少し触れましたが、
ストレッチするときは、
ゆっくり
加速度をつけずに、
じわじわと行うこと!

勢いをつけて、他の人が背屈させると
カクカクっと 足首に律動的な抵抗を感じることがあります。

これが”クローヌス”です。

正常な筋緊張では、クローヌスはほとんど出ません。

これが出るっていうことは、
痙性があるということなのですが、

筋緊張が亢進している、

生理学的に言うと、

伸張反射が亢進している、

ということで、

筋肉はますます短縮しようとしてしまいます。

ですから、ストレッチをするときは、

クローヌスが出ないように、

そぉっと、やさしく、ゆっくりと

行ってくださいね!

そしてもう一つのポイントは、

背屈させたところで止めること!

しばらくそのままキープです。

5秒くらい、とめましょう。

 

決して痛いほど行ってはいけません。

なぜなら、痛いと心が緊張してしまい、

筋緊張に結び付くからです。

お風呂上り、からだが温まり、

心もリラックスしているときに、

一日の出来事など、聴いてあげながら

愛情たっぷりに、

スキンシップの一つとして

生活のリズムに取り入れられてはいかがでしょう?

障害と股関節脱臼

今日のテーマは、「障害と股関節脱臼」です。

肢体不自由、つまり歩けない、座った姿勢を維持できないと言った
運動機能の障害をお持ちの方は、
大人になり、年齢が上がるに従って、
機能がますます低下してしまう、
いわゆる二次障害が出現してきます。

二次障害の中で、非常に頻度の高いものとして
股関節脱臼があげられます。

これは脳性麻痺に限らず、
二分脊椎、筋疾患、その他
筋力に異常をきたす疾患には、全て
股関節脱臼のリスクがある、
といってもいいかもしれません。

先日までお話ししてきてた
障害児ではない、乳児期の股関節脱臼は、
臼蓋の形や、
母のおなかの中、
あるいは生まれてからの足の位置(肢位)が
原因でした。

これに対し、肢体不自由の障害では、
股関節を支える筋肉の問題で、
脱臼、亜脱臼を起こしてくることが多いのです。

そのパターンには、大きく2種類があります。

一つは、筋力が弱すぎる場合。

大腿骨頭を、骨盤の屋根、臼蓋にしっかり押し込む筋肉として、
股関節外転筋群、伸筋群などが特に重要です。

これらが弱いと、股関節を90度以上屈曲していった時、
大腿骨頭が臼蓋の後ろにずれ、
脱臼を起こします。

屈曲に内転が加わると、さらに脱臼しやすくなります。

例えば、下肢の筋力の低下する、
筋ジストロフィーその他の筋疾患、
二分脊椎、その他染色体異常、
ダウン症も然りです。
(ダウン症の場合、臼蓋の形態にも少し特徴があるのですが)

股関節脱臼を来すもう一つのパターンは、
筋力不均衡、筋緊張の亢進です。

股関節は、開いておくと安定するのでしたね?

筋力の不均衡が起き、
股関節内転筋群の力が、
外転筋群の力より強くなると、
大腿骨頭は外にずれてきます。

脳性麻痺の痙直型では、
内転筋群の筋緊張が亢進し、
内転位を取りやすくなることで、
高頻度で、股関節亜脱臼や脱臼を起こします。

痙直型に限らず、
股関節内転位をとっていることが多い場合、
常に股関節の異常について
意識する必要があります。

例外として、
四肢麻痺で、最重度の障害の方で、
股関節が開排位で硬くなっている場合、
大腿骨頭が前方に脱臼してくることがあります。

股関節の外転(開排)拘縮も、
脱臼の原因になってくるのです。

私の日々の診療では、
ほとんどの場合、
股関節を触診させていただいています。

それくらい、常に気をつけなければいけない
合併症です。

つかまり立ちについて

つかまり立ちについて、
お話しします。

四つ這いで移動できるようになると、
今度は机の上のものが気になります。

机の上の、美味しそうなお菓子であったり

おもちゃであったり

お母さんのスマホであったり…

机の上は、魅力満載!

だからなのか、

ただ立ちたいという本能なのか、

あかちゃんは、机によってきて

たちあがろうとします。

このとき、一番必要な筋肉は何でしょう?

四つ這いの格好から、骨盤をぐっと縦にする。

そうです。 お尻の後ろの筋肉!!

足の筋肉ではなく、

まずは大殿筋など

股関節を伸展させる筋肉が働いて

骨盤が立ち上がる!

そして腹筋で下腹を持ち上げる(ひっこめる)

これで膝立ちの格好を取り

机やソファの上に載せた
上肢の力も借りて

片方の股関節を曲げて膝を前に出し

足の裏を床につけ

膝を伸ばす力(大腿四頭筋)で立ち上がり

もう片方の足を床に着ける

これが
一番多い、つかまり立ちのパターンです。

バリエーションはさまざまです。

上肢のチカラで机にもたれかかり、
両足同時に床につけて立ってしまう子もいます。

両下肢一緒に立ち上がるのは
脳性麻痺児に多いパターンです。
要注意!
これは余談です。

さてさて
それまで四つ這いの姿勢では、

股関節を曲げる筋肉と、伸ばす筋肉が

曲げる筋肉の方が強めに働いて

平衡を保ち、

抗重力位に保っていたわけです。

四つ這い位から 骨盤を起こしていくとき

今度は股関節を伸ばす筋肉(大殿筋)が、

曲げる筋肉(腸腰筋)よりたくさん働かなければなりません。

それが十分でないのに
気持ちだけ立ち上がりたくなってしまうと

骨盤は十分に立ちあがらず

胴体を反らせて、体を起こそうとします。

このとき、腸腰筋の作用で、

腰椎は前に引っ張られ

腰椎前彎を強めてしまいます。

腰をそらせた姿勢ですね。

下部腹筋も弱かったりすると
これが顕著に出るわけです。

低緊張の子どもさんに多い姿勢です。

ちなみに

四つ這い動物は、あまり立ち上がりませんから

腰椎の前彎がありません。

人間は、立ち上がることによって、

腰椎の前彎ができました。

これが実は、腰痛の原因!!

過度な腰椎前彎は

将来的な腰痛に結びつきます!!(‘;’)

ということで、
動物には、腰痛はないのだとか。
(直接彼らに聞いたことはありませんが…(-_-;))

後医は名医

今日は
”後医は名医”って話をします。
先日、すごーく久しぶりに来てくれた、
患者さんの話です。

以前はうちのクリニックにも、通ってくれていた患者さん。

座ることはできるけど、まだ歩くことはできない、

小学校低学年の男の子です。

おしゃべりは、できません。

先日、久しぶりにクリニックに受診され、

母曰く、
「昨日から右手を使わなくなった」とのこと。

学校、デイサービスが終わって、帰宅してから

右手を動かそうとしないので、

普段リハビリをしている病院を受診し、

肩のレントゲンを撮ったけれど

特に異常なし。

でも、次の朝、やっぱり動かそうとしないし

肘あたりが 腫れてきた気がする…

ということで、うちに受診してくださいました。

最初、話を聞いて、

「肘内障かな?」

と思いました。

肘内障にしては、少し腫れが強いような…

でも内出血もありません。

肘内障なら、徒手的に整復するところですが、

念のため、先にレントゲンを撮りました。

肘から前腕のレントゲンです。

あっ!!(;゚Д゚)

前腕には2本骨があるのですが、

そのうちの一本が、

真っ二つに折れている…(+_+)

こういうことって
よくあるんです。

ここで注意点です。

痛みを訴えない子どもさんの場合、

使わない、動かさないということは

すごく大切な、異常を見極めるサインです。

でも、どこが悪いのか、

見極めるのは、簡単ではありません。

怪我したばかりだと、

腫れもはっきりしないことも。

痛いと言ってくれないから、

そぶりで判断するしかない。

関節一つ一つをばらばらに、丁寧に動かして、
どこで一番嫌がるかを、見極める。

無理に動かしたらだめです!
あくまでもゆっくり、愛護的に
患者さんの表情や、動きを感じながら。

これが一番ですが、結構難しい。

私は療育センターで、長い間仕事をしていましたが、

療育センターでは、月に2回しかレントゲンが撮れません。

だから、ことばを話せない子どもに
急に動かさないなど、異常があった場合

レントゲンに頼ることができず、

どこが悪いのか、
診察である程度、絞り込んで、

近医でレントゲンを撮ってもらう必要がありました。

そのおかげで、ていねいに理学所見(診察のことです)を取る癖がつきました。

ですが、今回の場合、そのおかげで発見できたというよりは、

ただ単に、

受傷後時間が経って、腫れてきたこと
前医のレントゲンで、肩は異常がなかったとのこと

この2つがあったからこそ、骨折を発見することができたんです。

結局、後で診る方が、ヒントがたくさんになっている。

だから正しい診断に、結び付きやすいんですね。

”後医は名医”!(^-^;

なので皆さん。

別に最初に見た医師が悪いのではなく

後からみた医師の方が、診断が容易だということ

忘れないでくださいね。

 
それから、

最初に診てもらって、異常がないと言われても

「やっぱりおかしい…」と思ったら

必ずもう一度

受診してくださいね!

最初の医師でも、他の医師でも構いませんから。

最後に、

うちでリハビリしていなくても

うちを頼って受診してくれて 嬉しかった。

ありがとう!(*^▽^*)

今日も読んでくださって
ありがとうございます!

皆さまは お怪我されませんように…

ダウン症児の育児

今日はダウン症の育児に大切なこと
お伝えします(*^-^*)

以下の5つは、ダウン症児がいつも言われる言葉として
教えていただいたものです。

がんばって!

ちゃんとして!

はやくしなさい!

おりこうさんにして!

何度言ったらわかるの!

・・・・・(-_-;)

これはダウン症児ではなくても
子どもたち全般に言えることかも。

がんばって! ではなくて
 何をどう頑張って!と具体的に言いましょう。
 「この宿題を、1ページ頑張ってやってみようね。」

ちゃんとしなさい!  は
 ”ちゃんと” がどんな感じかわかりません…

はやくしなさい!  は
 どれくらいのスピード??
 「今から10数える間に できるかな?」

おりこうさんにして!  って言われても
 ”どうすると、おりこうさんなのか” がわかりません。

何度言ったらわかるの!  って言われても
 僕だって、わかるようになりたい…(/_;)

これでは、ちゃんと伝わらないばかりか

否定的な言葉をたくさん浴びて
 
自分を否定するようになってしまいます。

”自分はおりこうじゃないんだ。 何度言ってもわからない、だめな人間だ。”

そんなふうに感じて育ったら

子どもたちの、あの最高の笑顔が 
消えてしまいます…

現にダウン症児は、成長するにつれ

徐々に笑顔がへり

肩を落とし

背中を丸めて歩くようになる子が多い。

理由は、ダウン症児の身体の特徴でもあるのでしょうが

彼らの心も 全く関係ないとは思えません。

私が考える、
障がい児の育児にとって 大切なこと、
それは

「愛情」はもちろん

「承認」

「笑顔」

これに尽きると思います。

この話はまた別の機会に…

今日も読んでくださって
ありがとうございます!(^^)/

背中のそりかえり:後弓反張について

後弓反張、という言葉をご存知でしょうか?

頭の先から足の先まで、弓のように反らせ、
両腕もまっすぐに伸ばした姿勢で
突っ張っている赤ちゃんを
見たことがありますか?

(検索検索!!)

これは、痙直型四肢麻痺
或いは不随意運動型の脳性麻痺患者さんに
ときに見られる姿勢です。

とにかく体中に力が入って

赤ちゃん自身も苦しそう…

こんなとき、どうしたらいいでしょう??

私なら、
まずゆったりした気分で
赤ちゃんに声を掛けます

しっかりあおむけの姿勢を取らせ、

股関節と膝をゆっくりと曲げていくんです

(このとき、からだが横を向いていると
関節に無理がかかるので要注意です)

そして首の後ろに手を入れて、
首の反りを防ぎながら

抱き上げます。

背中を丸くしてあげると

突っ張って 弓のようになっていた体の緊張が
一気に落ちます。

ここで大切なことは

1. 赤ちゃんの心の緊張を緩めること
2. 関節・脊柱を曲げ、丸めること
3. とにかくゆったり行うこと

この3点です。

心の緊張は、からだの緊張につながります。

後弓反張の姿勢になるきっかけは

心の緊張であることが多いんです。

それは痛みであったり、

音や声に対する反応であったり、

不安や人見知りであったり、

ときに嬉しいことも、引き金になったりします。

だから驚かせてはいけないし、
不安を取ってあげることが大切。

これ、難しいですが…

次の関節や脊柱をまげる、ですが、

後弓反張は、全身が伸展してしまっている姿勢です。

これをよく、”伸展パターン”なんていうこともあります。

伸展パターンを崩すには、

どこかの関節を曲げること!

すべての関節が伸展しているときに、

一か所の関節を曲げると

不思議なことに

一気にこの伸展パターンが崩れ、

他の関節も曲げやすくなるんです。

股関節を曲げることで、

骨盤の前傾も軽減し、

それが脊柱の伸展も緩めることになり

抱きやすくなっていきます。

このとき、股関節に感じる

最初は強いけれど、曲がり始めると緩む抵抗、

これが”ジャックナイフ”様抵抗です。

後弓反張の姿勢の時、

ものすごい力で突っ張っているので

関節を曲げるのに
ときにかなりの力が必要なことがあります。

でも力比べになってしまうと
却って緊張が高まることも。

からだをさすったり、
「だっこしようね~」と
優しい声を掛けたり(^.^)、

ゆっくり優しく、
触ってあげてくださいね。

お母さんの肩に うつ伏せにもたれさせ、
そこから股関節を曲げていく方法もありますが

くれぐれも 赤ちゃんを落とさないように!!