股関節脱臼の治療について
お話しします。
生後3~5か月頃
股関節脱臼或いは亜脱臼、臼蓋形成不全のある場合
”リーメンビューゲル(Rb)” という
ベルトをはめます。
このRb法、1957年に、チェコスロバキアのDr.Pavlikが発表したものですが、
これが本当に画期的な治療法なんですね!!
というのは、それまでの脱臼の治療は
「はめて、ギプスでがっちり固める」
という方法が主流でした。
これ、主にLorenz法というんですが、
このLorenz法だと、脱臼が直ってから
なんと骨頭が死んでしまう!(骨頭壊死)という合併症が
非常に多く起きていました。
脱臼整復操作や、固定している間に、
骨頭への血流が阻害されるのでしょう。
これでは脱臼が直っても、
次の試練が待っています…((+_+))
ところが、Rb法では、骨頭壊死がほとんど起きない!
と言われています。
「下肢を動かすことによる筋力作用で、自然整復される」
すごい方法ですね!!
うちのクリニックでも、
RB法を行っています。
つけ始めてしばらくは、
ベルトを外せません。
その間、お風呂に入れられないので
クリニックでからだ拭きをします。
週に2~3回、通っていただくのですが
これが私たちには とても楽しみ(*^^*)
赤ちゃん 可愛いんですもの…(^-^;
不謹慎ですね スミマセン。