寝返りゴロゴロ

今日は正常発達の2回目 
寝返りについてお話しします。
 
寝返りは、平均生後5~6カ月に獲得すると言われます。
 
私は医師国家試験で
「寝返りゴロゴロ(5656)」と
語呂合わせで覚えました(;^ω^)
 
ここでは、あおむけからうつ伏せへの寝返りについてお話しします。(PT/OT向け)
 
①正常発達の寝返りのまず最初のステップは、生後3~4か月頃の、横向きまでの寝返りです。
 これは通常、股関節と膝関節を曲げ、両手を合わせ(あるいは膝に手を置き)、丸くなった状態(屈曲肢位)から、
 首が横を向き、次に体が手足ごとゴロンっと一体になって横向きに回旋します。
ここで、くびが横を向くと身体がゴロンと一体のまま横を向く反応を「くびの立ち直り反応(緊張性頚反射)」といいます。
 
時に勢い余ってそのままうつぶせになってしまうことも。
 
また、時にこの横向きまでの寝返りを、屈曲肢位ではなく、くびから胴体まで反り返って(伸展肢位で)行うことがあります。
これはおもちゃを目で追って、その結果として起きることが多いようです。
また、ダウン症のような低緊張の児や、脳性麻痺などの患者さんにもよく見られます。
でも運動発達的には、先に述べた屈曲肢位の寝返りを経験しておくことが大切です。
 
②寝返りの次の段階は、横向きからうつ伏せへの変換です。
 これは4か月頃できるようになります。
 横向きの児のくびが進展し、それに続いて身体全体が伸展してうつ伏せまで回旋します。
 このとき、背中全体が進展し、一体になってゴロンと回ります。これを「トータルパターンでのねがえり」と言います。
 
ここまでの一連の流れを言い直すと、
 全身の屈曲パターンで横向きになり、全身の伸展パターンでうつ伏せになる
という感じです。
 
③5~6カ月を過ぎると、上半身と下半身が分節して回旋するようになります。
 つまりあおむけから横向きになる過程では、肩が先に回って腰がついてくる。そこからそのまま腰が回って下半身が先にうつ伏せ位となり、上半身がついてくる。
 この「体軸内回旋」による寝返りを、「成熟パターン」と言います。
 このころには、立ち直り反応を利用せずに自分の意志によって首を横に向け、寝返りを行っているようです。
 
イメージできました??
「寝返り」でPCで動画を検索してみると面白いです。( ;∀;)
いろんなパターンがありますね。
 
一言で「寝返り」と言っても、奥が深い!!
寝返りは、すべての姿勢変換の基本です。大切!
寝返りしないまま、仰向けから腹筋で起き上がる赤ちゃんもたまにいます。
そのような場合、大きくなっても身体の回旋がうまくできず、振り返り動作ができなかったり、姿勢変換が下手だったりします。
 
追加ですが、重度の脳性麻痺児において
寝返りのできる児と、できない児では 
側弯症の進行具合がかなり違うそうです。
寝返りのできる児は、側彎が進みにくいのです。
 
寝返り、促しましょうね!

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